・平松総合調査事務所が教える盗聴・盗撮調査について
当社は、元々盗聴器発見をベースとして立ち上げた会社なので、盗聴・盗撮は得意とする分野の一つです。
ただ盗聴の実態について語るとしたら、私が開業した頃は沢山の盗聴器が発信している電波がありました。
事務所が大阪日本橋の近くだったから、街をスキャニングしながら走行したら、次から次へと受信できました。
アナログ帯域のFM波・VHF波・UHF波の盗聴器が存在し、それの裏付けではないですが、無線系雑誌や裏モノ系雑誌などで日本製盗聴器の広告が掲載され、大阪の日本橋や秋葉原の電気街で発売されていました。
当時なら
「年間何十万個」なんていう見出し広告が盗聴発見会社の広告などで見かけましたが、現在は、それほど公に販売されていません。
その原因として
・販売する側の理由
盗聴器を制作していた方の高齢化、製造・販売をしていた企業の撤退などの理由から衰退。
・購入者の減少
盗聴器は、音声信号を出していることから、広域帯受信機・ワイドバンドレシーバー・コミュニケーションレシーバー・簡易の盗聴発見器という機器が低価格で販売され、少しの知識があれば撤去されやすく、またそれが原因で問題を悪化させるからだと思います。
盗聴器が減少し、簡易型の発見器が増えたことにより実質的に減少
Amazon等で販売されているICQUANZX アンチスパイ無線RF信号検出器G319
検知周波数帯 1MHz〜8GHz 販売価格数千円〜3万円ぐらいの価格で販売している機器ですが当社で使用した結果、VHF・UHF帯域の盗聴器探索には、問題なく感知します。
使用方法は、電源を入れて機器を使用して感度を絞った状態で、部屋の隅々まで発信源を探すという丁寧な作業が必要となります。かなり近づかない限り反射波を感知するので、一つ一つを丁寧に見ていくと作業が必要ですが、盗聴器を発見することが出来ます。
@感度設定 A盗聴テスト1 B盗聴テスト2
微妙な距離感でも設置機器を探索する時は感度を落として測定すると、発信している機器がわかります。(1.7GHZ帯)
※写真をクリックすると大きく表示されます。
C携帯用セル局1 D携帯用セル局2
Wi-Fi 2.4GHZ 5GHZについても上記と同じです。
※写真をクリックすると大きく表示されます。
EWi-Fi1 FWi-Fi2
※検索型GPSは、検索などされた瞬間は、基地局と交信するため感知しますが、待機時は感知しません。
またGPSデータロガーは一切感知しません。
上記以外に、様々な機器を試した結果、900MHZ・1.2GHZ・1.7GHZ・2GHZ ・2.4GH・3GHZ・4GHZ・5GHZ帯域を使用している電波式カメラや携帯電話・Wi-Fiについて実験しましたが、感度を調整し、かなり近づいた状態なら感知しますが、それがそれが盗聴器なのか判断が出来ません……
盗聴(UHF帯)などの盗聴器については、専門家に依頼するより低価格で調査をしたいという方にはお勧めですが、ただ丁寧に確認しなくてはならないです。低価格の入門機として良い方だと思います。
素人の盗聴探索とプロの調査の違い。
昔は、配偶者の浮気・相続問題・債務問題・ストーカー・恋人や愛人の監視目的や企業内の問題で盗聴器が使用されていましたが、アナログ時代の音声信号を発信する盗聴器は本当に少なくなりました。
和歌山市内でも某デパートの外商や宗教団体の施設・ラブホテル・民間の家にも設置されていましたが、デジタル時代の現在では盗聴行為自体が大きく激変しました。
アナログの盗聴器とデジタルの盗聴器では大きく異なります。
無線をされている方ならわかると思うのですが、アナログの盗聴器の場合、音声信号で発信しているため、簡単に聞くことができました。 当社でも広域帯受信機、特殊受信機に対応した機器を使用して音声を確認してます。
広域帯受信機は、0MHZ〜1300MHZ帯域までの受信が可能ですが、それはあくまでもアナログの盗聴器に限定しています。
デジタルの場合、復調して音声を確認することが出来ません。
デジタル帯域を使用している機器や一部のアナログの盗聴器(変調を確認した場合のみ起動する盗聴器や特殊盗聴器の場合を含む)は、長時間の空中監視が必要となります。
※ 画像の機材は、当社が保有している2021.04現在のものです。スペアナ・広域帯受信機・周波数カウンターやその他機材を使用しています。
当社の調査方法 (2名の調査員で行ないます。)
調査員A
@調査中は、長年の調査で発見した盗聴帯域の周波数をメモリーした広域帯受信機でスキャニングをします。
使用機器(アイコムICR8600+PC)を使用
Aアドバンテスト社製 スペクトラムアナライザーで0MHZ〜8000MHZ(8GHZ)帯域まで手作業でスキャニングし ながら一つ一つの電波信号の波形で確認します。
BAと同時に周波数カウンターで感知する周波数を同時に使用します。
※上記で受信した信号を、スペクトラム解析しその発信源を調べていきます。
調査員B
ハンディー型の機器(広域帯受信機・RF探知機・周波数カウンター)を使用し、機器と長年の経験からボイスレコーダー等の機器も含み、部屋の隅々まで目視で探索していきます。
・スペクトラムアナライザーと広域帯受信機での調査の違い。
広域帯受信機には、固定型とハンディータイプがあります。
大半の調査会社は、プログラムスキャンが大半!!!
例で説明すると、メモリーされた盗聴帯域の周波数をだけを探すのが大半なので、メモリーされていない周波数は発見出来ません。
HF(19MHz〜28MHz) ローVHF(30MHz〜75MHZ)V FM (76.2MHz〜89MHz) HF(139MHZ〜400MHz) UHF(311MHz〜999.2100MHz)・GHZ (1025MHz〜1685MHz)の周波数をプリセットしていますが、399.455MHzを入力していても399.625MHzをセットしていなければ受信しません。 機器になれた方なら(311MHz〜999.2100MHz)とステップ・方式をかえて丁寧な調査をするだろうけど・・・・
スペクトラムアナライザーは、横軸を周波数、縦軸を電力または電圧とする二次元のグラフを画面に表示する電気計測器です。
スペアナもどきの機器とアナログの機器がありますが、当社ではアドバンテスト社製の機器を使用して手作業で確認しています。
※当社では広域帯受信機で確認が出来る程度の調査については簡易調査・スペアナや高価な機器を使用して調査・解析及び発見後、撤去し解体する作業は本調査となります。
スペクトラム解析をしながら、音声での復調をしながら調査状況を音声、PCにて記録しています。
盗聴器が判明した場合、発信源を撤去し、指紋採取、解体し写真撮影等訴訟に備えた報告書も作成します。
低価格を売りにしている発見業者は沢山ありますが、ストーカー事件、刑事・民事の対応が出来るのは豊富な経験と実績のある当社だから出来る技術です。
その他 盗聴探索調査
広域帯受信機
最新固定用受信機は、アイコムICR8600+PC、AOR8600MARKU、AOR3000、スタンダードの4台の受信機を使用し調査車両用、現場用で使い分けています。
RF探知機
ACECO FC6002MARKU (1GHz〜6GHz対応)
ACECO FC5002 UHF/VHF RX テスター
周波数カウンター
REVEX・FC2000・ACECO SC-1PLUS・OPTTOELECTRONICS-cub・
ACECO FC3002・その他複数の周波数カウンターを使用しています。
簡易型ポータブルスペアナ
RF Explorer 3G Combo/6G Combo
50KHzから6.1GHzまでの6GHzの全範囲を、ギャップや制限なしでカバーします。
※現場ではノートパソコンと接続して、簡易なスペクトラム解析も可能。
シグナルアナライザー
アットネーター
VHF・VHF帯域の受信用フィルターです。
UHF/VHF帯域バンドフィルター
その他1.2GHZ帯.2.4GHZ帯の受信機・受信用フィルターも保有しています
電磁波測定器
解体用特殊工具
盗聴器・盗撮機器には様々な物の中に隠されているため内部確認のためには工具が必要となります。
盗撮探索調査
盗撮用カメラには、大きく分けて電波型(UHF・1.2GHz・2.4GHz)・Wi-Fi型・メモリーカード型という3種類に分かれます。
盗撮のカメラを発見するためには、特殊な工具は必要がありません。
100円均一で販売しているもので簡単に作成できます。
・高輝度LEDライト
・色つきフィルム
・輪ゴム たったこれだけです
完成品が左下の写真のものです。
【実践】
12時のところにあるカメラレンズが反射しているのがわかりますか?
電波型(UHF・1.2GHz・2.4GHz)・Wi-Fi型・メモリーカード型であろうとレンズがない限り撮影出来ませんので・・・
この原理を商品として発売しているのが下記の機器です。
私達も使用しますが、アマゾン・YAHOO・楽天などの通販サイトで様々な形状の商品が販売されています。
ただこれらの商品は、どんな小さなレンズにでも光が反射するのですが、今の盗撮カメラは1mmのレンズなので根気よく探していくしかありません。
私達は、それ以外にも様々な機器を使用して盗撮カメラを探索します。
写真左 WCS-99X
この機器は、電波で送信している映像を探査できる機器で900〜2520MHzの広域スキャンし2.5インチ TFTモニタに映像を映し出す探査機です。
写真右 WCH-350X
この機器は電波で送信している映像を探査できる機器で900〜2520MHz以外にも、5.8GHz帯ワイヤレス・無線カメラの広域スキャンし2.5インチ
TFTモニタに映像を映し出す探査機です。
CAM-SEEKER
小型カメラなどが発する水平同期信号(電磁波)を検知してカメラを発見する盗撮カメラ発見器です。
一般的に市販されている盗撮カメラ発見器の多くは、無線式カメラの周波数を検知するタイプのため、有線式カメラを発見することはできませんでした。
それに対し、CAM-SEEKERは、日本のテレビ信号であるNTSCが放つ水平同期信号(電磁波)、15.75MHzを検知して発見する方式のため、有線式/無線式問わずに検知することができます。
GPS探索調査
GPS探索用カメラ
平松総合調査事務所が自家製で作成した探査用カメラです。
先端にLEDライトがついているため、雨の日車に潜って探索したり夜間でも探索が可能です。 また調査中の映像はSDカードに記録しPCで確認出来るだけでなく動画・画像として撮影も出来ます。
御自身で不可能な盗聴・盗撮調査はお任せ下さい。
当社はTV・新聞・雑誌等多くのメディアで取り上げられ、盗撮犯罪の第一人者として独自の視点から、盗撮映像を解析し盗撮現場・手口を解析解析してきました。
その活動は、全国盗撮犯罪防止ネットワークを主催し、当社が盗聴・盗撮で得た収益より活動資金を捻出し非営利で21年間活動してきた信頼性は、盗撮犯罪に関し日本で唯一の存在と言っても過言ではありません。
盗聴・盗撮犯罪に特化した技術力・知識・経験があるからこそ出来る技があります。
詳しくは、当社までお問い合わせ下さい。
ご相談は、24時間365日無料
直通
総合調査機関 平松総合調査事務所 〒640-0111和歌山市日野33
当サイトのテキスト・画像のすべての転載転用を固く禁じます
Copyright (C) 1991.04 pi-hiramatsu rights reserved.
All Rights Reserved. design by SimpTemp