①探偵社の選び方

 

本当に良い探偵社の選び方

探偵社選びは、料金を重視する方と内容を重視する方で異なる判断基準があります。料金が安くて充実した調査を提供する業者を見つけるのは難しいかもしれません。私は、悪い探偵社とは、お金を取るだけで、プロとしての質が低い業者だと考えています。

特に大手探偵社では、クオリティの高いところは少ないと感じます。個人経営の探偵社の方が、質が高いケースが多いのが実情です。
以下は、最低限の基準として探偵社を選ぶ際の目安をお伝えします。


探偵社選びの最低基準

1. 地元の専従業者を選ぶ

地元の探偵社は、その地域の道や情報に精通しており、他府県の業者よりも効率的な調査が期待できます。例えば、私たちは和歌山で長年調査をしているため、120%の実力を発揮できます。緊急出動が必要な場合でも、地元業者なら迅速な対応が可能です。

2. 公安委員会に登録された探偵社を選ぶ

探偵業を行うには、各都道府県の公安委員会に登録されていることが必要です。和歌山県では、県警本部の情報公開室で探偵業者の届出名簿が公開されており、誰でも1枚10円で確認できます。
探偵社を選ぶ際には、公安委員会に登録された業者かを確認することが重要です。


探偵業の届出内容

探偵業の届出には、商号、名称、所在地などが記載されます。住所や代表者名の変更がある場合、届出番号も変更されるため、定期的に確認することが大切です。


探偵社選びの際には、信頼性のある地元業者であること、公安委員会に登録されていることを基準にするのが最低限のポイントです。


②公安委員会に登録している探偵業者を選ぶ。
 探偵業者届出名簿一覧表は、和歌山県警本部情報公開室で1枚10円で情報公開をして頂けます。
記載内容は、
A、商号・名称・氏名 (個人の場合代表者氏名)
B、営業所名
C、営業所所在地
D、電話番号
E、法第4条第1項届出日

探偵業法第四条(番号)について 
探偵業を営もうとする者は、内閣府令で定めるところにより、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)に、次に掲げる事項を記載した届出書を提出しなければならない。この場合において、当該届出書には、内閣府令で定める書類を添付しなければならない。
一 商号、名称又は氏名及び住所
二 営業所の名称及び所在地並びに当該営業所が主たる営業所である場合にあっては、その旨
三 第一号に掲げる商号、名称若しくは氏名又は前号に掲げる名称のほか、当該営業所において広告又は宣伝をする場合に使用する名称があるときは、当該名称
四 法人にあっては、その役員の氏名及び住所 ですから、探偵業の初回届出の比ではなく住所等の変更がある度に番号が変わります。

  2024年8月16日現在の和歌山公安委員会に届出している探偵業者一覧(PDF)

当社 探偵業届出票について
探偵業届出番号 第651300004号
探偵業については、平成29年9月8目付けで探偵業の業務の適正化に関する法律第4条篭葦の規定により届出書を提出したことを証明する。
※当社は、松江事務所から日野事務所へ移転したため29年9月に変更。
法第4条第1項の届出書を提出した年月日(当該届出書の提出に係る探偵業届出証明書の番号)
平成29年9月8日 平成25年 6月18日 (第65130004号)
※田尻事務所から松江事務所へ変更した日 平成18年探偵業の届出した日で調整して頂きたいのですが変更日が記載されています


商号、名称又は氏名  (法人にあっては、代表者の氏名) 平松 直哉
 
営業所の名称      総合調査機関 平松総合調査事務所
在      地      和歌山県和歌山市日野33番地

営業所の種別      主たる営業所
総合調査機関平松総合調査事務所、平調、平調探偵塾、
英語表記 Hiramatsu Private Investigations&Security Consul,HIRAMATSU DETECTIUE AGENCY WAKAYAMA、 PI-HIRAMATSU、PI-HIRAMATSU GROUP, tantei708, 全国盗撮犯罪防止ネットワーク、赤井探偵事務所一和歌山、AKAI探偵事務所一和歌山、面接交流支援事業結
ホームページソフトの関係で表示できませんが、韓国語・中国語・タイ語で平松総合調査事務所を登録。

ここに落とし穴があります。
運営はA探偵社であっても、広告宣伝で登録だけしていればB探偵社で営業が出来るのです。
これが一般の方が探偵選びに苦労する理由の一つです。
(※呼称については情報開示請求をして許可が下りれば公開されます)

和歌山県下の探偵事務所


・事務所の存在を確認する。

上記、PDFにて公開していますが、和歌山エリアに41件の探偵社が公安委員会に届出をしています。
過去「職業柄住所非公開」という探偵もどきが存在しましたが、現在は廃業したようです。
そんな身元も明かさない業者は少ないと思いますが、今回ホームページを更新するにあたり、県内の調査会社を調べましたが、ほぼ80%が異業種との兼業。 ハッキリ言って片手間。
専業で和歌山に密着して、探偵業を営んでいるところはわずか4件だけでした。
昨年当社が届出実態に基づき実態調査をした結果、看板・ホームページ等を確認したところ、営業実態が確認できたところは数軒で兼業、不明が大半でした。
また犯罪を犯し、過料処分をされた人物で、弊社に相談に訪れ相談時に相談内容も虚偽。
そんな人物が探偵業開業しているなど、探偵業を舐めているとしか言いようがない。
先日、和歌山県警の立入でもお話をしたのですが、職業選択の自由は保証された権利だけど、6カ月間営業をしていない探偵社は廃業届出を出してほしいものです。

② 探偵を利用したことのある方から紹介をしていただく。


当社でのルート確認について

当社では、ご相談時にどのように当社を知ったかを必ずお伺いしています。例えば、インターネット、電話帳、紹介などの情報源を確認しますが、当社の場合はほとんどが元依頼者様からのご紹介です。

電話相談の際も、元依頼者様から「友人の件なのですが」とご連絡をいただいたり、「●●さんからの紹介です」といったケースがほとんどです。
その他、ホームページ内のアンケートGoogleの評価からお問い合わせをいただくこともありますが、和歌山での活動が多いため、飲食店や企業様からのご紹介も少なくありません。

元依頼者様からの紹介の場合、「丁寧で最後まできちんと対応してくれる」という信頼のお言葉をいただくことが多く、その信頼にお応えするために私たちも責任を強く感じています。

もし探偵社を選ぶ際にお悩みであれば、離婚経験者の方や知人に尋ねてみると、良い探偵社の紹介や探偵選びの失敗談など、参考になる情報が得られるかもしれません。

ちなみに、当社では元依頼者様からのご紹介の場合、紹介割引が適用されるため、通常よりもお得にご利用いただけます。

③ 探偵社に相談の電話を掛ける。

 

短時間の電話相談について

最近では、短時間の電話相談で調査計画や見積もりを行う探偵社が増えています。特に大手探偵社では、営業ノルマが課せられているためか、**「担当者の携帯番号を教え、いつでも相談を受けます」**といった対応が目立ちます。しかし、問題についての理解、対策の知識、解決策の提案ができてこそ、本当に意味のある電話相談だと考えています。

例えば、よく笑い話にされることですが、 「辛いですね。10万円で頑張りましょう。20万円で楽になります。50万円であと少しの辛抱です。そして100万円」 というように、相談者の心理を巧みに利用して金額を引き上げる手口が、この業界で横行していたことがあります。この方法は、料金トラブルを引き起こす探偵社がよく使う手口であり、相談者の気持ちに同調するふりをして営業するやり方です。

当社では、一通りお話をお伺いした後、問題に対する法的システムを説明しています。例えば、浮気調査の場合、結婚という契約行為から不貞、離婚に関わる権利義務について詳しくお話しします。問題を解決するのは、私たちが集める証拠だけではなく、依頼者様自身が知識を持って対応できることが大切です。そのため、当社では証拠収集の方法法的根拠についても丁寧に説明し、依頼者様に知識を提供しています。

その上で、再度相談したいと感じる方は再度ご相談に来てくださるでしょうし、考え直す方もいらっしゃると思います。私たちは、無理な強要は一切いたしません

また、探偵社自体が知識を持っていない場合、その調査結果は満足のいくものにはならないことが多いです。知識と経験が調査の質を左右します。

④ 探偵社の事務所に必ず行く。

 

探偵社の事務所は敷居が高い?

探偵社の事務所に訪れることに敷居の高さを感じる方も多いかもしれません。以前は「匿名で依頼できますか?」というご質問をいただくこともありました。しかし、探偵業法により、匿名での依頼は受けられません。見積書や重要事項説明書、誓約書、契約書など、書面の交付が義務付けられているため、必ずご本人確認が必要です。

また、当社では和歌山エリア外の方でも、必ず一度事務所にお越しいただくようにお願いしています。事務所に足を運んでいただくことで、事務所の雰囲気や探偵業法の届出書の確認も可能です。しっかりと営業している探偵社では、資料や書類がきちんと揃っているため、事務所を訪れることでその信頼性を確認できます。

大手の探偵社では専用の相談室が設置されていることが多いですが、当社のような小さな事務所では、調査機材や膨大な資料や専門的知識に関する書籍があるため、調査員との距離も近く、より身近に感じていただけると思います。


⑤ 問題に関する知識・豊富な対応策を持っているかを見極める

 

探偵社選びの最終ステップ

ここからが一番大事です。相談や面談を経て、最終的に探偵社を選ぶのはあなた自身です。

本当に、今抱えている問題に対して解決できるだけの経験と知識があり、しっかり時間を取って対応してくれているかどうか、冷静に考えてください。どこかに不信感を感じたり、言葉巧みに契約に誘導されていませんか?

よく、レベルの低い探偵に騙された方から、「今契約すればすぐに動けます」や「早く調査したほうがいいですよ」と言われて急いで契約してしまったという話を聞きます。しかし、急いで契約する必要はありません

当社では、人命に関わる緊急な調査の場合は迅速に対応しますが、その他の調査については、よほどの理由がない限り「すぐに調査しましょう」とは言いません。その日しか調査ができない特別な理由がある場合を除き、まずは一度よく考えてみましょう。

藁にもすがる思いで依頼したい気持ちは理解できますが、一番大切なのはパートナー選びです。ここを間違えると、大変なことになってしまいます。最後は冷静な判断のもとで契約するように心がけてください。