・日本の性教育の実態

 浮気調査の相談の中で、夫婦が破綻しているか否かということをお伺いすると、セックスレスの方が7割近くいます。
最終夫婦生活があったのは?とお伺いすると「子どもが生まれた年」と回答される方が多いのですが、なぜ日本はこれだけレスが多いのかということを疑問に感じたことから、より深くお伺いすると、「居住地問題」「性の不一致」「妊娠中や産後配偶者が非協力的の中、性の捌け口として求められたから」等々 その人により回答は様々です。

そんな中で、2020年9月24日 PRESIDENT オンラインニュースにて
「詳細は18禁サイト任せ」世界の先進国で最も遅れている日本の性教育」として記事が掲載されていましたが、これは私自身が本当に痛感して感じております。
日本の性教育のお粗末な実態の根底は、命の誕生はコウノトリ任せで、性教育にタブー感が強いというのが日本の現状なのです。

 海外の友人に聞くと、3歳ぐらいから性について「父母」が教えるお家教育から始まってます。
日本では小学校高学年になると初潮の関係であるのですが、女子を中心としてあり、男子はお粗末な扱いなのは知っていたけど改めて、平成31年(2019)3月28日東京都「性教育の手引」の改訂についてについて書かれた記事と学習指導要領を読んだのですが、現在の学習指導要領 は 2017・18 年に改訂され告示されたところであるがそれに示される内容は、この20年間ほとんど変わっておらず。
小学校で二次性徴を、中学校で生殖機能の成熟、受精・妊娠、 性衝動、情報への適切な対処と行動の選択、HIV感染/エイズと性感染症を、高校で感染症の一環として再度HIV感染/エイズと性感染症、そして思春期の心身の成長( 生殖 機能)、結婚 生活( 受精・妊娠・出産、 家族計画として避妊含む)、異性尊重の態度と性情報への適切な対処を教えるという・・・・なんか抜けている。
 
 妊娠に至る経緯についてはどこにも書いていない。
そうなんです。 性交について教えない、という条件が示されていて、高校生向けでも「性交」には言及せず
記事でも書かれていたのですが、出席した委員からは「寝た子を起こすどころか、起きている状態」と指摘されたというお粗末な実態。 教育関係者の中で誰も何も言わないのか?というとそうではない。
 この指導教育が生んだ最悪な事件についてなんですが、教育機関が斬新的な改革をしたので有名なのが七生養護学校事件という事件がありました。

 1997年に七生養護学校の在校生である女子生徒が男子生徒と性的関係を持ったことが発覚し、この問題を受けて教員と保護者が協議を重ね知的障害を持つ児童に対する同校独自の性教育プログラムを開発。「こころとからだの学習」と名付けられたこの授業は、男性器と女性器の部位や名称を織り込んだ歌や人形を使った授業方法で注目を集め、同様の悩みを持つ他地域の養護学校からの研修も積極的に受け入れていた。

 これに対し、2003年7月2日に都議会で質問した都議会議員・土屋敬之(当時民主党所属、2009年に党を除籍され、日本創新党を経て日本維新の会に所属。2013年都議選には出馬せず引退)は、授業内容を「世間の常識とかけ離れた教育だ」と批判し、都教委に「毅然とした対処」を要求。
 東京都知事・石原慎太郎も「異常な信念を持って、異常な指導をする先生というのは、どこかで大きな勘違いをしている」と答弁した。
 7月4日に七生養護学校を視察した土屋・自民党の古賀俊昭と田代博嗣、計3名の都議が授業内容につき「常識では考えられない」「不適切」としたうえで、養護教諭に対して「こういう教材を使うのをおかしいと思わないのか」「感覚が麻痺している」と強く非難。
 さらに、田代が無断で資料を持ち去ろうとしたのを止められた際に「何を持っていくかは、俺達が責任をもって持って行くんだから、馬鹿なことをいうな!俺たちは国税と同じだ。1円までも暴いてやるからな。生意気なことを言うな!このわけのわからない2人(養護教諭)は(学校から)出て行ってもらってもいいんだ」と発言(訴訟における原告側準備書面より)。この視察を受けて、7月23日には土屋が代表、古賀・田代の2名が副代表を務める「日本の家庭を守る地方議員の会」が都議会議事堂において「不適切な性教育教材展示会」を開催した。

 こうした七生養護学校側への非難の高まりを受けて、都教委は9月に「授業内容が不適切である」として授業に使用された教材145点を没収すると共に、当時の校長に対しては「教員の定数について虚偽の報告を行った」等の理由で教諭への降格並びに停職1ヶ月の懲戒処分を命じた。また、授業に関わった教員ら31名に対しては厳重注意処分が下されたが、処分理由はいずれも問題視された授業内容とは直接関係の無いものであった。
この事件については、元校長は処分の不当性を主張し、処分取り消しを求めて都教委を提訴。2008年2月25日、東京地方裁判所は処分理由である教員定数の虚偽報告について「事実とは認められない」とし、その他の処分理由も重すぎるとして裁量権の乱用を認定、請求を認める判決を言い渡した。 
 都教委はこの判決を不服として控訴したが、2009年4月10日の東京高裁判決も一審判決を支持し、都教委側の控訴を棄却。都教委側はさらに上告したが、2010年2月23日、最高裁判所第三小法廷もこれを受理しない旨を決定し、元校長に対する処分を取り消す高裁判決が確定した。

 また、元教員および生徒の保護者は、都教委・土屋ら都議3名と授業内容について新聞紙面で「過激な性教育」等の見出しで報じた産経新聞社に対し、教育現場への不当介入により精神的苦痛を受けたとして約2930万円の損害賠償と没収された教材の返還を要求する訴訟を起こした。
 2009年3月12日に東京地裁で判決が言い渡され、矢尾渉裁判長は「都議らの行為は政治的な信条に基づき、学校の性教育に介入・干渉するもので、教育の自主性をゆがめる危険がある」として土屋ら3名の視察に際しての発言や行動に問題があったと指摘。また、都教委の処分については「教育内容の適否を短期間で判定するのは容易ではなく、いったん制裁的な取り扱いがされれば教員を萎縮させて性教育の発展が阻害されかねない」として裁量権の乱用を認定し、都議3名と都教委に210万円(うち10万円は古賀・田代・土屋に連帯責任)の支払いを命じたが、教材の返還については認められなかった。
 なお、産経新聞社への賠償請求は報道の範囲を逸脱しているとは言えないとして棄却された。都教委側は判決を不服として控訴したが、東京高等裁判所(大橋寛明裁判長)も2011年9月16日、一審を支持、控訴を棄却。
最高裁判所第1小法廷(金築誠志裁判長)は2013年11月28日付けで、原告被告双方の上告を棄却。都と三人に控訴審判決額の賠償を命じる判決が確定した

  本当にくだらん政治家がいるから、日本の性教育はいつまでたっても諸外国に後れを取るのですが、上記でも書いた通り、高校生向けの教育ですから「寝た子を起こすどころか、起きている状態」なのが現状なのです。
そんな中・高・大性について日本性教育協会(JASE)が6年に1回調査している青少年の性行動調査でも、特に 青少年層の性行動のカジュアル化が明確なデータとして示されているのですが、日本古来からもある貞操観念と現実の性とはかなりの開きがある中での性教育の遅れは、多くの害を生みだしています。

・性の勉強は、ネットと本能

 ちゃんとした性教育が行われている中で、中高校生ともなればネット・雑誌・セルビデオ等の情報化が進み、セックスにまつわるリスク(性感染症、性暴力、人格否定、妊娠)が本能刺激を与え、助長するだけの性が見本となりました。
例でいえば「嫌よ嫌はイイの内」と言った考えや描写が、「性暴力や性の相違」になってきている部分があると思います。

 AVなんかで見られる描写には、相手に対する労りよりも過激に攻める物が多いのですが、私からすれば、異性と体を共有する為のリスク「性病」・「求めない妊娠」と言われるものも多く、自己中心的な性の捌け口の様な身勝手なものばかりなのですが、まともな知識もないまま相手に求めるだけの性は、こういうところから来ているのだと思います

・セックスレスはなぜ多い?

 少し話は前項とは逸脱するのですが・・・このページの最初にも書いたのですが、浮気調査の相談に来られる方の7割の方がセックスレスと書きましたが、当社利用の相談者の方よりお伺いした内容について書きます。

 性についてですが、もともと、男性の性・女性の性では大きく違います。
 「男は体から入って精神で満足する、女は精神から入って体で満足する」ともいわれます。これは、医療法人社団 村口きよ女性クリニック様のエッセイ集の中に書かれてあるフレーズなのですが、私自身も確かにそう思います。

恋愛する過程の中でのプロセスが男と女では大きく違うのです。
愛し合うカップルであっても、性交がマンネリ化しては徐々にその新鮮味が薄れるし、あるいは同居が長引いたり子ができたりすると、相手を家族として見てしまうということから、性生活から疎遠になることもあると思います。 
浮気相談に来られる方の配偶者が浮気に走るまず最初が、妊娠中の初期・後期・そして出産後に浮気する場合が多いです。 この時期女性の方は、悪阻や安定期に入り、相手の性を受け入れられず浮気に走るパターン・後期の出産前・そして出産後の授乳次期なのですが、女性の方は睡眠時間を削ってフラフラな状態で夫婦生活どころではありません。 そこに欲求不満がたまって浮気に走る傾向が多いのが現実。 
この時、男性が家事・育児をシッカリしていたらそうではないのですが・・・・

 この時期を乗り越えた後、しばらくの間は夫婦生活があるのですが、鰻の寝床問題で子どもの成長とともにレスになる夫婦が多いのも確かです。

 そして、最低限度の教育もなくマンネリ化した夫婦生活に嫌気をさし、AVの様なSEXで本来持っている性的思考を相手方に強要してくるのが性暴力(DV)となる場合もありました。

これらは、夫婦間でしっかりと話し合いもせず性を共有しているから起こる性痛であったりするのではないかなって思うのですが、すべてを回避する為に必要なことは「私の性・あなたの性」というお互いの性の理解であり、パートナーの性リズムのコントロールと本当の意味での性の共有が、夫婦生活が上手くいく1つだと思います

・SEXがもたらす10の効果・効能 (10 Surprising Health Benefits Of Sex)

 WebMD(医師向け医療情報)にて、ニューヨークの心理学者であり、セックスセラピストでもあるジョイ・ディヴィッドソン博士が10 Surprising Health Benefits Of Sex.としてSEXにおける10の効果効能をあげています。

1.ストレスを和らげ、血圧を下げる。
2.免疫力を上げる。
112人の大学生で検証したところ、週に1〜2回以上セックスをしている学生から高い免疫抗体が検出された。
3.カロリーを消費する。
30分セックスをすると85キロカロリー以上消費する。
4.心臓疾患のリスクを低減する。
週に1〜2回セックスすることによって、心臓疾患のリスクが半分になる。
5.自尊心を高める。
自尊心を上げるためにセックスをする人も多い。
6.恋人と親密になる。
オキシトシン、別名ラブホルモンというホルモンの分泌を促し、それによって感情が盛り上がり、心が通じ合う。
7.苦痛を取り除く。
苦痛を感じるホルモンを押さえる効能がある。
8.前立腺ガンのリスクを取り除く。
継続してセックスをし続けることによって、前立腺ガンの発症率が3分の1まで下がる。
9.骨盤底部筋を強化する。
セックス中に骨盤底部筋に力を入れると、通常の3倍程度の運動効果を得られる。また骨盤底部筋が鍛えられることによって、尿漏れの予防にもなる。
10.よく眠れる。

という効果があります。 同内容を詳細に訳すと、
セックスは気持ちがいいだけではありません。それもあなたのためになるかもしれません。健康的なセックスライフがあなたにできることは次のとおりです。

1.免疫システムを活気し続けるのに役立ちます
「性的に活発な人々は病気の日が少なくなります」とセクシュアルヘルスの専門家であるイボンヌK.フルブライト博士は言います。
セックスをしている人は、細菌、ウイルス、その他の侵入者からあなたの体を守るもののレベルが高いです。ペンシルベニア州のウィルクス大学の研究者たちは、週に1〜2回セックスした大学生は、セックスの頻度が少ない学生と比較して、特定の抗体のレベルが高いことを発見しました。

2.あなたの性欲を高める
より活気のある性生活を望んでいますか?「セックスをすることはセックスをより良くし、あなたの性欲を改善します」とローレン・ストライチャー、MDは言います。彼女は、ノースウェスタン大学のシカゴのファインバーグ医科大学で産婦人科の臨床助教授を務めています。
セックスをすることで膣の潤滑、血流、そして弾力性が向上する女性にとって、これらはすべてセックスをより気持ちよくし、あなたがそれをもっと切望するのを助けます。

3.女性の膀胱管理を改善する
強い骨盤底部筋は失禁を防ぐために重要です。失禁を防ぐには、人生のある時点で女性の約30%に影響を及ぼします。
良いセックスは、骨盤底筋のトレーニングのようなものです。あなたがオルガスムを持っているとき、それはそれらの筋肉の収縮を引き起こし、それはそれらを強化します。

4.血圧を下げる
研究は、セックスと低血圧の関連を示唆しているとジョセフ・J・ピンゾーン医師は述べています。彼はAmai WellnessのCEO兼メディカルディレクターです。
「多くの研究がありました」と彼は言います。「1つの画期的な研究では、性交が(オナニーではなく)特に収縮期血圧を低下させることがわかりました。」それはあなたの血圧テストの最初の数字です。

5.演習としてカウント
「セックスは本当に素晴らしい運動です」とピンゾーンは言います。それはトレッドミルに取って代わるものではありませんが、何かのために数えられます。

セックスは毎分約5カロリーを消費し、テレビを見るよりも4カロリー多く消費します。ワンツーパンチが得られます。心拍数を上げ、さまざまな筋肉を使用します。

忙しい!定期的にスケジュールをクリアして時間を確保することもできます。「運動と同様に、一貫性はメリットを最大化するのに役立ちます」とピンゾーンは言います。

6.心臓発作のリスクを下げる
良いセックスライフはあなたの心に良いです。セックスは心拍数を上げる優れた方法であることに加えて、エストロゲンとテストステロンのレベルのバランスを保つのに役立ちます。

「どちらかが低いと、骨粗しょう症や心臓病などの多くの問題が発生し始めます」とピンゾーンは言います。

より頻繁にセックスをすることが役立つかもしれません。ある研究では、週に2回以上セックスをした男性はめったにセックスしなかった男性の半分の確率で心臓病で亡くなりました。

7.痛みを和らげる
アスピリンに到達する前に、オルガスムを試してください。

「オルガスムは痛みをブロックすることができます」とニュージャージー州立大学ラトガースの著名なサービス教授であるバリーR.コミサルク博士は言います。それはあなたの痛みのしきい値を上げるのに役立つホルモンを放出します。

オルガスムなしの刺激もトリックを行うことができます。「膣の刺激が慢性的な背中と脚の痛みをブロックできることを発見しました。多くの女性は性器の自己刺激が月経痛、関節炎の痛み、そして場合によっては頭痛さえも減らすことができると私たちに話しました」とコミサルクは言います。

8.前立腺がんの可能性が低くなる
勇気を出すことは、前立腺癌を防ぐのに役立つかもしれません。
Journal of the American Medical Associationに掲載された1つの研究では、頻繁に(少なくとも月に21回)射精した男性が前立腺がんにかかる可能性が低くなりました。
このメリットを享受するためにパートナーは必要ありません。性交、夜間の放出、およびマスターベーションはすべて方程式の一部でした。
その研究で問題となったのはセックスだけだったのかは明らかではない。多くの要因が癌のリスクに影響を与えます。しかし、より多くのセックスが害を及ぼすことはありません。

9.睡眠を改善する
あなたはセックスの後、そして正当な理由で、より早くうなずくかもしれません。
「オルガスムの後、ホルモンのプロラクチンが放出されます。これは性交後のリラクゼーションと眠気の原因です」と彼女は言います。彼女はカリフォルニア州ウェストハリウッドの精神科医です。

10.ストレスを和らげる
パートナーの近くにいると、ストレスや不安を和らげることができます。
アンバーダール氏は、触ったり抱き締めたりすると、身体の自然な「気分を良くするホルモン」を放出できると述べています。性的興奮はリリース脳内化学物質その回転数、あなたの最高の脳の喜びと報酬システムを。
セックスと親密さはあなたの自尊心と幸福をも高めることができる、とアンバーダーは言う。それは健康的な生活のための処方箋であるだけでなく、幸せなものでもあります。

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性問題について、私がおすすめするのは、 すずね所長こと二松まゆみ先生。
当社事務所にも二松先生の本・DVDなど沢山ありますが、 

二松まゆみ夫婦仲相談所
恋人・夫婦仲相談所所長。元主婦マーケティング会社経営。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。
夫婦仲に悩む主婦会員1万3000名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察。講演、マスコミ取材も多く、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍。
著書『モンスターワイフ』『夫婦仲がよくなるちょっとした習慣』『ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ』『きっかけさえつかめば3週間で人生が変わる』『40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣』『キョウイクSEX』他多数。
電子書籍『となりの寝室 夫婦の性生活の真実』『夫に言えない妻のセックス裏話』『女の不倫 22人の告白』『セックスする脳!(共著)』など。