盗撮の被害に遭うのは圧倒的に女性が多いのが現状ですが、性的嗜好のジャンル(例:ロリコン、ショタコン、LGBTQ+ 等々)の多様性から、以下の「女性」の部分を「男性」と置き換えて考える必要性も日々感じております。
《浴場・プール・海の家・盗撮》
・望遠盗撮
カメラに望遠レンズを設置し敷地外から盗撮する行為をいいます。
※銭湯・スーパー銭湯・温泉施設
・追撮り
女性盗撮犯が、入浴カゴや袋のなかに仕込んだカメラを持ち浴場・脱衣所内を追いかけて盗撮する方法。
※銭湯・スーパー銭湯・温泉施設
・置撮り
女性盗撮犯が、入浴カゴや鞄に入れたカメラを達意所に置き被写体となる人物の脱衣シーンを盗撮する方法
※銭湯・スーパー銭湯・温泉施設・プール
・施設による機器盗撮
施設側が防犯という目的で脱衣所内にカメラを設置し堂々と撮影する行為や性的な意図を持って隠しカメラを設置し撮影する行為も同様として考えています。
※銭湯・スーパー銭湯・温泉施設・プール・海の家などのシャワー室や脱衣所での盗撮も横行しています。
《民家内のぞき盗撮》
高層階の建物など、望遠レンズがビデオカメラで窓越しに室内を盗撮するものや、来客用のぞき穴から盗撮する場合、一般家庭の浴室や換気口からの盗撮する場合などもあります。
それ以外にも、再婚後に連れ子や、既婚中の嫁・子、あるいは同棲中の彼女や友人に対し自宅内にカメラを仕込み盗撮する行為。
《トイレ盗撮》
デパート・量販店・ファーストフード店・コンビニ・企業内・学校内・ホテル・海の家等の仮設トイレなど、すべての和洋式を問わず、特殊偽装品カメラ機器を設置し撮影が横行していること以外にも、盗撮目的で侵入し隣の個室との隙間から盗撮する行為全般をいいます。
《ホテル盗撮》
ラブホテル・レジャーホテル・民泊・一般ホテル等の室内外の浴室・脱衣所での盗撮です。
民泊や旅館の経営者が私的な目的で盗撮機器を設置する盗撮
ラブホテル・レジャーホテルでの性交渉を撮影する以外、意図的に機材を設置し派遣型風俗嬢との行為を盗撮する場合や、宿泊者を狙って施設管理者が盗撮する事件も発生しています。
《衣類盗撮》
パンチラ盗撮以外に衣類の上から胸元を狙う盗撮など全般です
書店・駅の階段やエスカレータート・量販店・ファーストフード店・企業内(更衣室・机の下)・学校内(教室・更衣室)等で衣類を盗撮する行為全般です。
《試着室・脱衣所盗撮》
衣料品店の試着室・モデルや演者の着替えをする更衣室内にカメラを仕掛け撮影する盗撮です。
《学校内・社内更衣室盗撮》
学校内・社内共に施設内での衣類盗撮・脱衣盗撮・トイレ盗撮が主流です。
ともに制服を着用しているので、制服に性的興奮を感じる層に向けて盗撮されており、学生はJS,JC,JK、JD(J=女子、JをDに置き換えるとD=男子となる)と年齢に応じてジャンル分けされています。
《医療盗撮》
産婦人科・内科・美容クリニック・マッサージ店・エステ店内での診察中や施術中の姿を盗撮する行為です。
医療機関やマッサージ店という信頼関係の元でこのような猥褻な行為が行われているのですから盗撮犯の神経を疑います。
当会でも日本テレビとのタイアップで、奈良県生駒山にある整体所 Msで盗撮している犯人を逮捕しましたが、卑劣な犯罪は徹底的に犯人逮捕に向けて狙っていきたいと思います。
《赤外線盗撮》
赤外線盗撮には2種類の方法があります。
@赤外線投光器を当て、暗い場所の公園や川原などで性行為をしている盗撮や、夏場の日中に海やプールや街中でも衣類の上から透写する透視(スケスケ)盗撮する行為。
A赤外線投光器のついたカメラで、暗闇の野外や公園、車内で行われている性的な行為や机の下や室内、スカートの中を盗撮するものです。
《風俗店盗撮》
・無店舗型性風俗営業で派遣された先のホテルや派遣された自宅等で撮影するのが風俗盗撮です。
今まで私達は多くの盗撮現場を回り、施設に対する注意喚起や様々なメディアを通じ盗撮犯罪の手口を伝えてきましたが、盗撮犯罪の手口は日々進化し、もうどうすることも出来ない状況まできています。
その為、このページで使用している盗撮画像は、実際の盗撮映像をキャプションしてモザイク処理加工をしたものを使用していますので、嫌悪間を感じる方や気分を害することがあるかと思いますがここまでカメラが巧妙化するなかでカメラを探せというより、その為には「盗撮犯の視点」を知って頂くことが必要との判断から使用しているモノであり盗撮を助長するモノでないことを最初にお伝えしておきます。
私達が日常生活する様々な用品の中にまで、カメラを仕込んで盗撮されるという最悪な状況に鑑み、最後の方法として、本当の盗撮犯罪の手口を知って頂くこと、そして犯人の視点を知り注意して頂くことで自身の身を守ることが最善の対策であること。
そしてもう一つ大切なことをお伝え致します。
私達は多くの方に対し性的盗撮の実態について啓発活動をする中で、多くの女性の方に質問をしてきました。
「もし貴女が狙われたら?」と質問すると「私は歳をとっているから」「私は太っているから」「私は胸が大きくないから」「私は可愛くないから」と自分だけは狙われないという自信を持っているのです。
そこで、性的フェティシズム(相手の身体の一部、衣服・などへの好み・こだわり。身体のパーツに由来するもの)について説明します。
・乳房へのフェティシズム
胸フェチ・バストへのこだわりで、巨乳や貧乳、思春期前の乳房(つるぺた)、思春期の乳房の発達期などへの好みがある。
・足・脚へのフェティシズム
主に女性の足・脚の美しさへのこだわり。足フェチ、脚フェチなど。足指、足首、脹脛、腿部などに分類される。
・下着へのフェティシズム
女性のパンティ、ブラジャー、男性のブリーフやふんどしなどへのこだわり。
・水着フェティシズム
水着や水泳帽子、レオタード等へのこだわり。
・ペドフィリア(小児性愛)
幼児童に対し性的魅惑を覚える性的嗜好。
・少年性愛
思春期の少年に対し性的な魅惑を感じる嗜好。12歳以下だとペドフィリアと重なる。
・少女愛
思春期の少女に対し性的な魅惑を感じる嗜好。12歳以下だとペドフィリアと重なる。
・エフェボフィリア
思春期から青年期の男女に対する性的嗜好。性嗜好の少年愛や少女愛と重なる面がある。
・老人性愛
老人に対し、性的魅惑を覚える性的嗜好。
・尿に対する嗜好
相手の排尿を見たり、尿を身体に受けたり、尿を飲むことが快楽である嗜好。
・糞便嗜好
糞便を食べること、見ること、浣腸、お漏らし、トイレ以外での排泄で性的興奮を得る者や、手などで弄ぶこと、体に糞尿を塗る(塗糞)や顔に糞尿を浴びるなどといった行為で興奮する場合など。
これ以外にも性的嗜好には様々なモノがあり、それぞれジャンル分けして盗撮映像として販売・配信されております。
浴場盗撮は、施設側の少しの方法で防ぐことが出来ますが企業はお客様を守るということをせず、利益を生むための施設の改装等や集客優先に走る傾向があります。 また近隣に大学・高校・中学・レジャー施設などある場所で多くの方が密集する時間帯を狙い撮影されています
浴場施設における盗撮犯の手口は大きく分けて3つありますので、その方法をお伝え致します。
【脱衣所盗撮】
脱衣所の盗撮の大半は、「置き取撮り」という撮影方法です。
カバンやお風呂セットに小型のカメラを仕込み、脱衣所内で被写体となる人物を盗撮する方法です。
通常脱衣所や浴室内、露天風呂へ持ち込んでも違和感のないお風呂セットですが、この中にカメラが仕組まれています。 これはホームページ・TV・新聞・雑誌用の素材として作成した盗撮カメラですが、この中にカメラが仕組まれていることに気付く方はいません。
では、どうやって盗撮犯は撮影しているのでしょうか?
これは実際に販売されている盗撮映像のワンシーンなのですが、この画角から見て椅子の上にお風呂セットを置いて撮影していると思われます。長時間脱衣所内にいる人物やお風呂セットが置かれている場合、その人物を少し見ているとお風呂セットを動かしたりし多くの方を盗撮しています。
この様に脱衣所に長時間いてる人物や不自然なモノを気付いたときは必ず店員さんにお声がけをしてください。
【追い撮り盗撮】
特定の人物を狙い、浴室内での容姿を盗撮するのですが、この場合に使われるのもお風呂セットを使用ています。
これも実際の盗撮映像のワンシーンですが、浴場内なので対象者も裸ならば盗撮犯も裸の状態で撮影しています。持っていても不自然ではないものがお風呂セットなのですが、特徴として狙った人物を追い続けて撮影をしますので、お風呂セットを持って浴室内を不自然にうろうろする人物には気をつけてください。
【望遠盗撮】
露天風呂盗撮は、開放感から景色のいい風景を眺めながら遠く離れた場所から盗撮するため、肉眼で気付く方はありません。2021年12月3日露天風呂盗撮で逮捕された人物達はこの手口で撮影していました。
盗撮犯は、露天風呂を盗撮する目的で山林に入りノコギリで木々を切り山中から盗撮をしていました。
写真は、盗撮犯が使用していた機材です。
露天風呂盗撮の場合、開放感と浴場施設の規制からタオルを身につけての入浴を禁止しているところが多くあります。
これについて、公衆浴場法 昭和二十三年法律第百三十九号
第三条 営業者は、公衆浴場について、換気、採光、照明、保温及び清潔その他入浴者の衛生及び風紀に必要な措置を講じなければならない。
第五条 入浴者は、公衆浴場において、浴そう内を著しく不潔にし、その他公衆衛生に害を及ぼす虞のある行為をしてはならない。
2 営業者又は公衆浴場の管理者は、前項の行為をする者に対して、その行為を制止しなければならない。と定められていることから浴槽内にタオルで身を隠して浸かる行為が不衛生とした規定なのですが、レジャー施設などは独自規制から規制されています。
そこで、湯船に浸かるまでの感はタオルで身を隠したりする必要は最低限のディフェンスとして必要だと思います。
そもそもですが、昭和23年の法律を改正するか、施設側が盗撮を理解した上で使用の許可と衛生管理を徹底的にすればいいことではないのでしょうか。
トイレ盗撮は、駅・百貨店・ファーストフード店・飲食店・学校・海辺の仮設トイレなど様々な場所で行われている盗撮犯罪ですが、トイレの構造上、隣とのトイレとの間にある仕切り板の上・下から盗撮する方法以外にも様々な方法で撮影されています。 そこにで主に使用されるのはスパイカメラというジャンルの様々な偽装品カメラです。
汚物入れ・貯水タンクの下や死角になる場所・当会の母体である平松総合調査事務所が実施した企業からの依頼を受けた調査で判明した手口は、温水洗浄便座のコントロール付近に設置していました。 それ以外にも空調機内・掃除用具、芳香剤、コンセント型の偽装品カメラを確認しました。
下記掲載の商品以外にも小型のカメラは多数存在します。
これ以外にも様々な偽装品カメラが存在します。
トイレを使用する前に、必ず最低限死角となる部分を確認する。 そして隣のトイレとの仕切り板の上下、人の気配や女子トイレ周辺にいる人物などに注意してください。 Wi-Fi内蔵の機器で確認しながら盗撮する人物(撮り子)がいる場合がありますので、不審人物を観た場合は必ず店舗の店員さんに一言お声がけをしてください。
近年増えてきているのが宅内での盗撮です。
自宅だからと安心している姿を盗撮するモノですがその方法は3つあります。
@ 高層階マンションの盗撮
マンションなどが隣接する場所 高層階であってもこの様に並んで立っている建物の同階以上なら室内は丸見え状態になります。
この場合、必ず遮光カーテン等で室内が見えることないように対策をしてください。
A 浴室の窓の閉め忘れ
ブラインドをしているから大丈夫だろうと窓を開けている方や
カビ防止の為に窓を開けている方がいますが、そんな方を盗撮犯は狙っています。当会が支援した被害者も方も同様でした。これ以外にも換気口からファイバースコープを使用した盗撮等、盗撮犯はそんな隙間を狙っています。
B リバーシブルスコープによる盗撮
訪問者を確認するための覗き窓は、通常外から見ても見えないような構造になっていますが、リバーシブルスコープを使用すると室内を覗き見ることが可能です
その為、覗き窓にカーテンを付けるだけで簡単に防止が出来ます。
ホテル盗撮は、古典的なラブホテル盗撮から一般ホテル・旅館・民泊施設と様々な場所にカメラを設置しています。盗撮犯からすれば長時間滞在できるホテルにカメラを仕込むことは簡単にできてしまいます。
ラブホテルや宿泊施設は、ベット・浴槽・洗面台を中心に不審物を調べる必要があります。
その場合、全国盗撮犯罪防止ネット式簡単発見器で丁寧に調べましょう。
それに加え、古典的な盗撮なのですがガラス越しに盗撮するという方法です。マジックミラーってご存じですか。
盗撮カメラの探索器は、100円均一のお店で購入でき誰でも簡単に作ることが出来ます。
100円均一で販売している明るい目のLEDライトと、赤色のセロファンテープ、輪ゴムだけでできます。レンズに光が反射するという物理的な原理を利用して丁寧に調べていくことで簡単に見つけることが出来ます。
赤外線盗撮は手持ちのカメラでわかります。
※後日掲載します。
ホテル盗撮・試着室盗撮の手口は指一本でわかります。
疑似的な部屋を作りテストをしてみました。 一方は明るい部屋・もう一方は暗い部屋です。
写真右の写真は明る部屋から見ている状態ですがガラスの奥が見ることは出来ません。
暗い部屋からならハッキリ見ることが出来ます。
実は、マジックミラーは指一本で分かります。ガラスに指を付けてくて下さい。
マジックミラーは、ガラスの表面にミラーフィルムを貼り付けて作ります。そのため、指で触れたとき、鏡に映った指先と接します。ところが鏡の場合は、厚さの分だけ距離が生まれます。指で触れても、映った指先と触れることはありません。